スマホネイティブ世代の子供たちへ。親が教えるべき、安全で賢いスマホとの付き合い方

「歩きスマホはダメ!」「食事中はスマホ禁止!」

そんな風に、子どもにスマホの使い方を注意することはあっても、「スマホで何ができて、どんな危険があるのか」まで、きちんと伝えていますか?

現代は、子供たちが物を持つ前からスマホが存在する、まさに「スマホネイティブ世代」。

便利な反面、使い方次第では様々なトラブルに巻き込まれる可能性も孕んでいることを、子供たち自身が理解することが重要です。

今回は、我が子にも実践している、「スマホの正しい使い方」を教えるための5つのステップを、具体的な例を交えながら分かりやすく解説していきます。

この記事を読めば、スマホとの付き合い方に不安を感じている親御さんも、安心して子供にスマホを預けられるように。

ぜひ最後まで読んで、親子でスマホとの適切な距離感を見つけていきましょう。

 

ステップ1. スマホは「便利な道具」であることを伝える

まずは、スマホが「情報収集」「コミュニケーション」「学習」など、様々なことを可能にする便利な道具であることを、具体的に教えてあげましょう。

例えば…

  • 「インターネットで世界中の情報が見れるんだよ!知りたいことがあったら、すぐに調べられるんだ。」

  • 「遠く離れたおじいちゃんやおばあちゃんと、テレビ電話ができるんだよ!顔を見ながらお話できるって嬉しいね。」

  • 「ゲームアプリで楽しく遊びながら、数字や言葉を覚えることもできるんだよ!スマホは勉強にも役立つんだ。」

このように、スマホのポジティブな側面を伝えることで、子供はスマホに対して「興味」や「関心」を持つようになります。

 

ステップ2. 年齢や発達段階に合わせた利用ルールを設ける

次に、子供が無秩序にスマホを使用しないよう、年齢や発達段階に合わせた利用ルールを設けましょう。

ポイントは、一方的に押し付けるのではなく、親子で話し合いながら決めること。

子供は「自分の意見を聞いてもらえた!」と、ルールを守ることに対して、より積極的に取り組んでくれるようになります。

例えば…

  • 利用時間: 1回につき〇分まで、1日〇時間までなど、時間を決める。

  • 利用場所: リビングなど、親の目が届く場所で使用する。寝室での使用は控える。

  • 利用内容: 視聴する動画サイトや、利用するアプリを制限する。

  • 課金: アプリの課金は、親の許可を得てから行うことを約束する。

これらのルールは、子供の成長に合わせて、定期的に見直し、更新していくことが重要です。

 

ステップ3. インターネットの危険性と個人情報の大切さを教える

スマホを利用する上で避けては通れないのが、インターネットの危険性。

「インターネットは、世界中の人と繋がれる便利なツールだけど、使い方を間違えると危険な目に遭ってしまうこともあるんだよ。」と、優しく伝えましょう。

具体的には…

  • 個人情報: 住所、電話番号、学校名など、個人情報を入力する際は、必ず親に相談すること。

  • ネットいじめ: メッセージアプリなどで、相手を傷つけるような言葉や画像を送信しない。もし、自分が被害にあった場合は、すぐに親に相談すること。

  • 出会い系サイト: 見知らぬ人からSNSでメッセージが届いても、安易に返信しない。怪しいと感じたら、すぐに親に相談すること。

  • 有害情報: 暴力的な表現や性的な描写を含むサイトは、見ないことを約束する。

これらの危険性について、具体例を挙げながら、分かりやすく説明してあげましょう。

また、「もし、何か不安なことがあったら、一人で抱え込まずに、いつでも相談してね。」と、子供に伝えることが重要です。

 

ステップ4. スマホとの適切な距離感を身につけることを促す

スマホに依存してしまうと、睡眠不足、学力低下、コミュニケーション能力の低下など、様々な悪影響を及ぼす可能性があります。

「スマホはあくまでも生活を豊かにするための道具の一つであり、それ自体が全てではない」ということを、しっかりと伝えましょう。

例えば…

  • 「スマホばかり見ていないで、外で遊んだり、友達と会って話したりすることも大切だよ。」

  • 「寝る前にスマホを見ると、脳が興奮して、よく眠れなくなってしまうこともあるんだよ。寝る1時間前にはスマホの電源を切ろうね。」

  • 「食事中は、家族との会話を楽しもうね。スマホを見るのは食後にしてね。」

このように、スマホとの適切な距離感を保つために、具体的な行動指針を示してあげることが大切です。

 

ステップ5. 親が率先してスマホとの付き合い方を見直す

子供にスマホとの正しい付き合い方を教えるためには、親自身が模範となることが重要です。

子供の前で、ダラダラとスマホを触ったり、食事中にスマホゲームに熱中したり…なんてことはありませんか?

「子供に言うことを聞かせたいなら、まずは自分自身が変わらなければ!」

子供に「スマホばかり見てないで!」と注意する前に、まずは自分自身のスマホとの付き合い方を見直してみましょう。

例えば…

  • 家族で過ごす時間や、食事中はスマホを触らないようにする。

  • 寝る前にスマホを見る習慣をやめ、読書などのリラックスタイムを設ける。

  • 休日はスマホから離れ、家族で外出を楽しむ。

子供は、親の行動を見て育ちます。

親が率先してスマホとの適切な距離感を保つことで、子供は自然と「スマホとの付き合い方」を学んでいくことができます。

 

まとめ:スマホと上手に付き合うための第一歩を

今回は、スマホネイティブ世代の子供たちに、親として伝えておきたい「スマホとの正しい付き合い方」について解説しました。

スマホは、使い方次第で、生活を豊かにする便利な道具になります。

しかし、その反面、使い方を間違えると、様々なトラブルに巻き込まれる可能性も。

子供たちが、安全で賢くスマホと付き合っていけるよう、親としてしっかりとサポートしていきましょう。

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