『忘却バッテリー』最終回原作のどこまで?第2期への伏線はOPに?
2024年7月2日TVアニメ『忘却バッテリー』最終回第12話が放送されました。原作者のみかわ絵子先生も「この神アニメは一体…終っちゃった泣(絵文字)」と惜しむコメントをした最終回はどのような内容だったのでしょうか。また、多くのファンに確実視されていた続編の発表はあったのでしょうか。
※この記事ではアニメ『忘却バッテリー』最終回の内容や、マンガ『忘却バッテリー』のアニメ化されていない内容を含んでいます。ご注意ください。
同作は、記憶喪失になった中学有名捕手だった要圭(CV:宮野真守)と、同級生で剛腕投手の清峰葉流火(CV:増田俊樹)たちが、新設高校野球部で成長していく異色のアニメ
です。マンガアプリ「少年ジャンプ+」で累計閲覧数2億超えの同名人気マンガを原作とし、ギャグ要素の多い作品ですが、その一方で大人も共感できる心理描写も多くあります。
みかわ先生もネームを担当したというアニメオリジナル要素を上手に交えるなどしたほか、人間模様や野球の描写などが「リアル」に描かれ、「アニメ化して成功した作品」と好評を得ていました。また、最終回前の第11話の時点でまだ一度も公式戦をおこなっていないなど、彼らが1年生の春の時点で最終回を迎えたこともあって、第2期が確実視されていました。
そして、先日放送された最終回第12話では、一時記憶を取り戻し「智将」状態になった要圭が交渉して決まった「氷河高校」との練習試合の最終盤が描かれました。逆転のチャンスで既に記憶喪失時の「アホ」に戻った要圭に打順が回り、以前と変わらない綺麗なスイングをすると逆転の一打となり、見事勝利を果たします。
試合後にはそれぞれが想いを巡らせ、勝利の影響も大きく一同は野球が好きな気持ちを示し始めます。最後には清峰と要圭が公園にて笑顔でキャッチボールをし、要圭の「腹減った~」という一言で幕を閉じました。
期待された第2期の発表はありませんでしたが、放送後にはファンから「原作者監修のアニオリも良し、主題歌も良しで全方位に恵まれたアニメで原作ファンとしてこれほど嬉しい事は無い。こんなに続編が待ち遠しいと思ったの初めてかもしれない」「早くも忘却バッテリーロスになってる。続編ないのはアリエナイ!続編と原作を楽しみに生きます」などと続編への期待の声が多く見られました。
そもそも、第2期制作が期待されていたのは、人気だったことやアニメの進行スピードだけだはありません。OPのアニメーションで映された「ぜったいノート」の存在が非常に大きいといえます。
詳細は伏せますが、この「ぜったいノート」は幼少期から要圭が使っていたノートで、原作では記憶や野球技術上達に影響する重要なエピソードに絡んでくるのです。このノートが活躍するのはまだ先の話のため、ファンの間では続編の可能性は高いと考えられています。
ちなみに原作の『忘却バッテリー』は現在アプリ「少年ジャンプ+」で原作の続き5話が無料で配信中です。
アニメ派の方もこれを期に原作を楽しみつつ、続編発表を待ってみてはいかがでしょうか。