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マンガ『葬送のフリーレン』は「魂の眠る地(オレオール)」到達では終わらない? フリーレンたちの未来に待っているかもしれない出来事

アニメ『葬送のフリーレン』<新パーティー>キービジュアル 
(C)山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会

TVアニメが好評のうちに幕を終えた『葬送のフリーレン』の原作には、目的地である「魂の眠る地オレオール)」に到達した後の出来事を示唆する伏線もあります。そこで最終回までに起きる可能性のある展開を予想していきましょう。

フリーレンの後悔を果たす物語

2023年秋から始まったアニメ『葬送のフリーレン』は好評のうちに幕を閉じました。しかし人気の高さゆえに、2期の製作発表にも期待がかかります。また原作も週刊少年サンデー14号(2月28日発売)から新章が開幕しています

 そんなフリーレンたちは、かつて魔王城があった場所に存在している「魂の眠る地オレオール)」の到達を目指しています。しかし作中にはオレオールに到達してから、将来に起きそうな出来事を示唆している伏線もあります。

 ※この記事は原作マンガ『葬送のフリーレン』最新12巻までのネタバレを含みます。

 前述のようにフリーレンは大賢者フラメルが死者と再会できる場所だと書に記したオレオールを目指して、その存在があるといわれる大陸の北の果てまで旅を続けています。勇者ヒンメルの葬式で口にしたフリーレンの後悔を亡くなった本人に直接言うべきだという戦士アイゼンと僧侶ハイターの差しがねでした。

 もっともフリーレン原作107話から描かれる「女神の石碑」編において魔王討伐前の旅をしていた時代に戻ってしまい、生前のヒンメルと再会を果たしています。ただ同じヒンメルでもフリーレンが後悔を伝えるべき相手ではありませんし、余計なひと言が未来を変えてしまう可能性もあってフリーレンも多くは語れませんでした。

 そんな過去の話で大魔族のひとり終極の聖女トートが「あと百年もすれば、私の”呪い”は、この星を覆い尽くす」と口にしています。ただし、どのような呪いが降りかかってくるのか、といった詳しい内容は明言されていません。

女神の石碑」編の発端となった107話の冒頭が「勇者ヒンメルの死から31年後で、同様に過去のヒンメルとの再会は「勇者ヒンメルの死から53年前」だと時系列が示されています。そこから過去の出来事は84年前だとわかるので、作中の現在から16年後にはトートの呪いが襲ってくる計算になります

 オレオールがあるとされる魔王討伐を果たした勇者パーティとの旅が往復で10年だったので同じぐらいかかるとするならば、トートの呪いはフリーレンオレオールへの旅路を終えてから襲ってくることになりそうです。

1話にも隠されている未来の出来事

また原作1話から早くも示唆されている未来に起こるであろう出来事もあります。それが半世紀エーラ流星の到来です。それを魔王討伐の旅を終えたフリーレンヒンメルたち勇者パーティが目にし、フリーレンは50年後に再びやってくる流星を「もっと綺麗に見える場所」で見ることを仲間たちと約束します。

 そこから50年の歳月が経って年老いたヒンメルは仲間たちと約束を果たし、フリーレンの案内でエーラ流星を眺めた後で死去します。つまり「勇者ヒンメルの死から50年後」に再びエーラ流星が巡ってくる計算になります。再びエーラ流星の話が描かれる根拠はありませんが、第1話に回帰してフェルンシュタルクといった新しい仲間たちと再び巡ってきた流星を眺めて終わる展開だとまとまりが良い気もします。

 正直な話、物語がもっとも終わりを告げるのか実際に最終回を迎えてみないと分かりません。それでも将来の答え合わせも含めて、今後の予想していくのも楽しみのひとつではないでしょうか。






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