婚約指輪を男性からもらうのは古い? 現在の婚約事情が話題に…

写真AC

現在晩婚化や結婚しない人も増え、自分がどう生きていくかを自由に選べる時代に。以前はカップルの間で結婚を約束する「婚約」は、特別なイベントとして重視されていました。しかし近年ネット上で「婚約指輪を折半で買うのはあり?」などの質問が飛び交い、婚約指輪に対する考え方が変化しているようです。

そもそも婚約指輪は古代ローマが起源と言われていて、ローマ帝国で“指輪”は結婚という契約の証として認識されていました。男性側の家から女性側の家に送る風習があり、貴重だった鉄の指輪を手付金として送るのが定番だったようです。現在でも男性から送るものというイメージが強い理由は、当時の名残りなのではないでしょうか。

現在では‟婚約=契約”という固定観念は弱まったため 、「折半案」に賛同する声が多数投稿されています。たとえば「2人 が納得してれば問題ない」「その分高い指輪買えるからアリ」など、意外と割り切った考えかた をしている人が多い印象です。反対に「女性からなら折半を切り出すのはアリだけど彼氏が言ってくるのはナシ」「婚約指輪を買えないくらいお金が無いなら不安すぎる」ときびしい声も。特に経済的に安定しない人との結婚を敬遠する人は多いのかもしれません。

様々な意見が飛び交う中で、「結婚指輪は折半ありだけど婚約指輪は男性に買って欲しい」という変わった コメントも投稿されています。プロポーズという記念日を特別な位置付けと考える女性も多く、本心では思い出に残るプレゼントへの憧れがある様子。

また株式会社エーキューブがおこなったアンケート調査では、結婚指輪をもらった人が68%にのぼりました。一方「事前に婚約指輪はいらないと言った」人の割合が11%と 、予想外に多くなっています。古くからの風習や同調意識の強い時代から、個人の価値観が重視される時代へと変化したのでしょう。

「婚約指輪の買いかた 」についての議論をご紹介してきましたが、これだけ価値観に差が出てくると主張が食い違うカップルも出てきそうです。自己主張をする権利はありますが、相手の考えかた も認める寛容さを持つことも必要なのかもしれません。






関連記事一覧