涙の「声出し燕陣」! 青木宣親選手引退試合でチームを鼓舞

10月2日、東京ヤクルトスワローズ対広島東洋カープ戦。
この試合は、長年スワローズの顔として活躍してきた青木宣親選手の引退試合として注目を集めました。

試合前、選手たちはいつものように円陣を組みますが、そこにいたのはいつもとは違う、熱い想いを込めた声出しをするスワローズ陣。

青木選手は「俺が言うはずだったけど(涙が)流れちゃうから」「俺の思いを宗が代弁してくれるから」とこの日の声出しがチームの主砲である村上宗隆選手になった経緯を説明。チームメンバーは口々に「一人泣いたら泣いちゃうから」と、感情があふれてしまわないように必死な様子。

声出しを任せられた村上選手は、青木選手の通算成績を読み上げた後「こうして一緒に最後の日を迎えられることは幸せなことなんで」と発声。村上選手は言葉を詰まらせながら「最高の試合にして、最高の形で送り出しましょう」「笑顔で行きましょう!!」と鼓舞しました。

「安打製造機」の異名をとる彼のバットは、常にチームの勝利に貢献してきました。2005年には新人王を獲得し、その後も長年チームの中心選手として活躍。2005年(202安打)と2010年(209安打)にシーズン200安打を達成しNPB史上初の快挙を成し遂げています。

2011年オフにメジャー移籍して以降、7球団を渡り歩き2014年にはロイヤルズの一員として球団29年ぶりのワールド・シリーズ進出に貢献。2018年には古巣ヤクルトスワローズに復帰し、ベテランとしてチームを牽引してきました。

彼のスワローズでの活躍は、今後も語り継がれていくことでしょう。

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