来週最終回ってホント?『忘却バッテリー』11話の映画並み作画で惜しむ声増加中
2024年6月25日『忘却バッテリー』11話「俺は嘘つきだ」が放送され、その出来映えにファンのみならず原作者のみかわ絵子先生も「劇場版クオリティ」「この神アニメは一体…」とコメントしています。
※この記事ではアニメ『忘却バッテリー』最新話の内容や、一部にマンガ『忘却バッテリー』の最新話絡みの内容を含んでいます。ご注意ください。
同作は、記憶喪失になった中学有名捕手だった要圭(CV:宮野真守)と、同級生で剛腕投手の清峰葉流火(CV:増田俊樹)たちが、新設高校野球部で成長していく異色のアニメ
です。マンガアプリ「少年ジャンプ+」で累計閲覧数2億超えの同名人気マンガを原作とし、要圭の持ちギャグ「パイ毛」や『ドラゴンボール』のパロディなど、ギャグ要素の多い作品でが、その一方で大人も共感できる心理描写も多くあります。
アニメでも人間模様や野球の描写などが「リアル」に描かれ、みかわ先生もネームを担当したというアニメオリジナル要素を上手に交えるなどし、「アニメ化して成功した作品」と好評を得ています。
そして、先日放送された第11話では、二塁手を守る千早瞬平(CV:島﨑信長)と、練習試合相手の氷河高校の投手「巻田広伸」(CV:石井マーク)との主に中学時代のトラウマが描かれ、そのリアリティ溢れる作画クオリティに「千早君の気持ちが丁寧に描かれていて頭と心がジンジン痺れました」「見終わった瞬間は放心状態でしばしフリーズ、の後にジワーッと涙が止まりませんでした」「作画がやばすぎる」と、称賛されています。
この第11話にはみかわ先生も「個人的に大切なモノローグが多くてほとんど削れなかったんです。池田さんにはてんこ盛りの脚本にして頂いて、島﨑さんのセリフ量もとんでもないことになってしまったのですが、完璧にまとめ切って頂けて本当に感謝しております!最高の回でした!」とコメントしており、先生にとっても大切な回だったことがうかがえます。
同作では以前にも第6話で遊撃手の藤堂葵(CV:阿座上洋平)の過去が描かれ、その心理描写を描いた秀逸な作画が話題になっていました。
このように放送の度に絶賛される同作も来週で最終回を予定しており、惜しむ声が日に日に増してします。というのも公式戦を1試合もせずに終ってしまいそうなことや、あまりのアニメの出来映えにすぐに続きが観たいファンが続出しているようです。なかには2クール連続放送だと思っていた方もおり、番組表に記載された「終」の字に驚いたコメントも見られます。
第11話の内容からして、最終回は練習試合の終了までが描かれることでしょう。原作では現在高校2年生になった彼らが夏の予選を戦っています。続編アニメを制作するにあたっては、よく原作ストック問題が勃発しますが、その点は問題なさそうです。
これだけ愛されているアニメですから、早い内に朗報が届くことに期待しましょう。最後までアニメ『忘却バッテリー』を楽しみつつ、「少年ジャンプ+」で無料配信されている原作マンガもチェックしてみてはいかがでしょうか。