アニメ『アオのハコ』第6話 負けヒロイン確定? 雛の想いに「感情揺さぶられる」
「週刊少年ジャンプ」にて連載中で話題沸騰中の『アオのハコ』が、TBS系28局で11月7日23時56分から第6話が放送され、雛の抱えるさまざまな想いに共感する視聴者が多く見られる回となりました。
※この記事にはアニメ『アオのハコ』第6話までの内容が書かれています。未視聴の方はご注意ください。
TVアニメ『アオのハコ』は三浦糀先生のマンガが原作で、バドミントン部に所属する主人公「猪股大喜」(CV:千葉翔也)は、ひと学年年上で女子バスケットボール部のエース候補の「鹿野千夏」(CV:上田麗奈)に恋をしています。何だか甘酸っぱい場面も多々あるため恋愛ものと思われがちですが、ふたりを中心にスポーツ描写も多く、恋愛とスポーツ両面が見どころな青春ストーリー作品です。
第5話までに、大喜と千夏はお互いの母がバスケットボール部の同級生という繋がりから、大喜の家で同居することになります。大喜はではダブルスとシングルスで予選を勝ち抜き、千夏とも水族館デートも果たすなど順調に進みます。一方、大喜の幼馴染みで新体操部期待の星の「蝶野雛」(CV:鬼頭明里)は、大喜を応援しているような態度をとりながらも、どこかやきもきしていました。そして、大喜たちが秘密にしていた同居生活をひょんなことから知ってしまうと、思わず身を潜めてしまうのでした。
第6話では、雛は大喜たちから説明を聞き、同居を隠されていたことをショックに感じていました。思っていたよりも大喜と千夏の距離が近かったことをひしひしと感じていく雛は、元気に装いつつも涙を流したりひとり悩んだりと、持ち前の明るさが失われていきます。
次第に新体操でも精細を欠いていくと周囲の期待も重なり強いプレッシャーを感じていたころ、怪我をしたところに大喜が現われ、ついに雛は大喜のことが好きな気持ちに気が付きます。しかし、大喜の気持ちを知っているがためにもやもやとした気持ちを持っていましたが、大喜に普段の自分のイメージを指摘され真っ直ぐな「頑張れ」という言葉をもらうと、吹っ切れた様子を見せた雛は無事に県予選1位を獲得し、復活を遂げました。
一方の千夏は、大喜と雛がお似合いに見えること、少なくとも雛は大喜に恋していることに気が付き、同居人の自分は邪魔なのではないかと思い始めるのです。「バスケのため」と割り切る千夏でしたが、大喜の恋心にはまだ気が付いていないようにも見え、どこかすれ違い始める第6話となりました。
雛の想いを中心に描かれた今回のエピソードへは「無自覚な精神的動揺。負けヒロインの心理描写ではないか」「いっそ離れたほうが雛ちゃん幸せになるかも」「大喜が優しいから離れられなくてずるずるいっちゃうかも」などの声が見られ、雛が負けるのがわかっている恋愛に参戦するのか、心配する視聴者の声が多く見られました。
一方の千夏も思うところがありそうな匂わせを見せているだけに、次話以降も見逃せない展開が続きそうです。
『アオのハコ』は放送時間が連続している同じくジャンプ作品の『ダンダダン』とともに、毎話話題になっています。今からでも木曜深夜のアニメは寝不足覚悟でチェックしてみてはいかがでしょうか?