アニメ『義妹生活』4話に「表現方法全て好き」の声 絶賛された絶妙な距離感
2024年7月25日に放送されたアニメ『義妹生活』の第4話は、放送直後にXでトレンド入りするなど、その繊細な表現方法が好評です。
『義妹生活』は、原作のノベライズ版(KADOKAWAMF文庫J/著:三河ごーすと、イラスト:Hiten)やYouTube漫画を配信しているチャンネル「義妹生活」、コミックス(KADOKAWA)など、メディアミックスされた作品です。
高校生の「浅村悠太(CV:天﨑滉平)」は父「太一(CV:中島由貴)」の再婚によって、同い年の「綾瀬沙季(CV:中島由貴)」とその母「亜季子(CV:上田麗奈)」とひとつ屋根の下に暮らすことになりますが、互いに両親の不仲が原因で親の離婚を経験していることから、男女の関係に慎重な価値観を持っていました。そのこともあって、「義理の兄妹」として距離感を保ちながら暮らしていくことをふたりは約束します。
前話(3話)では、沙季から「理解してくれすぎます」との言葉を受けて戸惑う悠太でしたが、一方で他人のようだった距離感が少しずつ縮まっていく内容は好評で、続きが気になるファンも続出していました。
そして今回の第4話では、沙季が夏休みに補修を受けなくてはならないピンチを迎え、現代文の教えを悠太に乞います。丁寧に教える悠太でしたが、その心の内は「すぐに勉強はできるようになってしまうだろう」「自分ができることは勉強以外にあるのか」ということでした。自分が沙季のためにしてあげられることを探すために、同級生の「奈良坂真綾(CV:鈴木愛唯)」やアルバイト先の先輩「読売栞(CV:鈴木みのり)」などに相談をし、「作業用BGM」に辿り着くと沙季に提案すると絶賛されました。そんな、お互いを思いやる優しい雰囲気のまま第4話は終了します。
この第4話に対してネット上では「描写とか構図とか描き方が繊細で丁寧で静かで好き」「距離感、空気感、環境音、間、全ての表現方法が綺麗で良い」「最初は他人のように接していたが、今は家族に近い存在になってきたのでは。悠太と沙季の会話は少しだけど活気が出て来たように見える」と、繊細な表現が好評のようです。
また、三河先生はこれまで放送後に自身のXにて4000字以上の「長文解説」を投稿し、ファンから絶賛されていました。今回の4話目の放送前日には、今回はいつもよりも短い文章であることを投稿し注目されていましたが、いつもどおりの丁寧な約3600文字の「解説」を投稿。「一瞬焦りましたが、続けていただけるとのことで安心しました」「環境音とか何でもないシーンが多くて安心して見られて暖かいです。次も楽しみです」などと絶賛され、今後も続くであろう投稿に歓喜の声も見られます。
心理描写や微妙な関係性を丁寧に描き、次にどのような展開が待っているのか。また周りの女性との関係性はどう変化していくのでしょうか。
アニメ『義妹生活』は、TOKYO MX、BS11、AT-Xなどで7月4日から放送中、その他の配信サイトでも順次配信される予定です。注目の第5話は、8月1日に放送予定です。
三河先生の第4話の「解説」コメント
【原作者によるTVアニメ『義妹生活』4話、解説・感想(※長文です)】
4話を観ていただいた皆様、ありがとうございました。
毎週恒例「原作者の視点でアニメに対しての感想を書いていくやつ」です。(4話範囲のネタバレを含むポストになるので、まだ観れていない方はお気をつけください)… pic.twitter.com/mriHpgyULt— 三河ごーすと@作家/漫画原作者 (@mikawaghost) July 25, 2024