斎藤ブラザーズがプロレスを救う?注目を集める2人の魅力とは
2024年のプロレス界は、斎藤ブラザーズがけん引する!
約35年前からのプロレスファンである筆者が最近注目しているプロレスラーは、全日本プロレスに所属する双子のレスラー・斎藤ブラザーズ。190cmを超える身長と、110kg以上の体重を誇る大型レスラーの2人を知ったのはプロレスの試合ではなく、とある情報番組のコーナーでした。2024年のプロレス界をけん引するであろう斎藤ブラザーズの魅力についてにご紹介いたします。
筆者が彼らを知ったのは、MMT ミヤギテレビで放送中の番組『OH!バンデス』のワンコーナー『TAXIめし リターンズ』でした。このコーナーが始まった当初、斉藤ブラザーズは極悪集団VOODOO-MURDERSに所属しており、悪役レスラーとして全日本プロレスのリングを席巻したのです。そんな大きな身体の2人の悪役レスラーが、タクシーの運転手さんがお勧めする飲食店に行って食事をするコーナーです。
タクシーも事前に用意されているものではなく、駅のタクシー乗り場で2人が声をかけて取材交渉を行います。強面のレスラーに話しかけられたら怖がりそうなものですが、意外と運転手さんの対応も丁寧です。小型タクシーに乗ったときには、天井に頭がつかないように、2人して頭を傾けていました。人の良さが感じられます。
運転手さんに紹介された店に行くと、お決まりのように「俺たちはそう簡単に美味しいとは言わないんだ」と告げてから食べ始めます。このセリフとは大違いで、すぐに「上手い、上手い」と言いながら、食べ続けるのです。強面のレスラーですが、美味しい物を目の前にするとすぐにギブアップしてしまいます。この時の笑顔に、一般のファンもやられてしまうのでしょう。
1986年生まれの2人はとても仲が良く、お互いが注文した食べ物を交換して食べるシーンも見ることができます。時には、どちらの方が多く食べたかと軽い口論になることもあるのです。微笑ましいですね。
5月3日に宮城・夢メッセみやぎ 本館展示ホールB/Cで行われた凱旋試合では、2人の直接対決を見ようとプロレスファンだけでなく、番組のファンも多く駆けつけたようです。プロレスを知らない人を会場に呼べるだけの魅力がある証拠ですね。
迫力ある試合はもちろん、番組で見せる人柄が斎藤ブラザーズの魅力といえます。いずれ全国ネットの情報番組やバラエティー番組にも出てくるかもしれませんね。2024年のプロレス界は、きっと彼らがけん引してくれることでしょう。