落合博満氏が「投高打低」に言及 3度の三冠王経験者から見た今の打者は…

サンデーモーニング公式インスタグラムより

7月7日、元プロ野球選手で現役時代に3度も三冠王に輝き「天才」とも称される落合博満氏が『サンデーモーニング』(TBS)に出演。現在のプロ野球で話題になっている「飛ばないボール」問題や「投高打低」について言及しました。

落合氏はこの日、同じく元プロ野球選手で「読売ジャイアンツ」で活躍した中畑清氏とともに「あっぱれ」「喝」でお馴染みの名物コーナーに出演しました。

話題が「飛ばないボール」に向けられ、現状セパ両リーグともに3割打者が2名ずつしかいないことや極端にホームラン数が減っていること、1試合あたりの平均得点も減少傾向にあることが説明されました。これに中畑氏は、「これだけ明らかに減っているとなると飛ばないボールになったことが影響しているのでは」という趣旨の持論を述べています。

そして落合氏は「自分たちが現役のころは140キロが速いと言われていた」「今は150キロが全盛の時代で縦の変化球も増えた」「速いボールと縦の変化があればバッターは抑えられる。バッターの技術が追いついていない」といった趣旨のコメントを残し、「ボールは一切関係ないと思う」と持論を展開しています。

これには「飛ばないボール」問題への関心も高く、ネット上には「たしかに昔は150キロでると球場が沸いたが、今は160キロ出ないと沸かなくなった」「球速が上がると打者の時代はなかなか来ないのかもしれない」「この球速で今は動くボールがあるわけで、いかに大谷翔平選手がすごいか改めてわかる」などと、共感しつつ打者の難しさを改めて考える声が多く見られました。

また、「落合さんくらい成績を残した人は『俺達はすごかった』と言ってしまいがちだが、今のピッチャーのレベルが上がっているとはっきり言えてすごいと思う」「落合中畑コンビ面白い」と、落合氏たちの的確なコメントに好評の声が多く見られます。

ちなみに「髭伸びすぎてて誰か分からなかった…」と、この日の落合氏が髭を伸ばした風貌で現われたためにツッコみのコメントも見られます。

今や投高打低の問題は日本プロ野球のみならず、MLBでも見られます。野球の醍醐味であるホームランが増加するような時代は、次にいつ訪れるのでしょうか。

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